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くろべえ完成記念ツアー・・・・米沢(その3) [旅行記]

道の駅のスタッフが出勤してきたようで、にわかに周囲が騒がしくなり、「おお、そろそろ起きるか・・・」という気になってきます。

今日も快晴♪ ドライブ日和です。

道の駅に泊まると、トイレも水場もあるので助かります。

→道の駅のHP


道の駅には、でっかい「草木塔」がありました。
「草木塔」とは昔の人が「自分たちが生きていけるのは、草や木のお陰」という感謝の意をこめて建てた碑です。
・・・・・こういう精神は、まだ、食べられる弁当をガンガン捨てたり、食べもしないものを注文する・・・・というような末期状態の今の日本人が見習うべきことかもしれません。

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巨大草木塔


・・・・おっと、ちょっと話が堅くなってしまいました(笑)



【そば処 くさか】

道の駅を出発し、13号線を走り、会津坂下(あいづばんげ)IC近くにあるお蕎麦屋さん「くさか」で朝食兼昼食をとりました。

このお店は、夏にバイクでたまたま寄ったお店ですが、ご主人が待っている間にスイカをサービスで出してくれるなど、とても気持ちのいいお店でした・・・・会津産地粉100%の十割そばは美味しくお勧めです。

・・・・今回は待っている間、ジューシーなリンゴを出していただきました。



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天ぷらそば


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お店前の柿

このお店は、ガイドブックとかに載っているかどうかは知るところではありませんが、ガイドブックに載っている=いい店という公式はなりたたないと・・・・私は思います。
 
かつて、宮沢賢治が愛した・・・という花巻の『やぶ屋総本店』などは、典型的な悪い例であり、店員のサービス、マナー、味・・・ともにもはや三流のそれでありました。・・・・この店の無礼を花巻駅の観光案内所スタッフに話したところ、代替わりしてからそうなってしまい、いくら勧告しても態度を改めないとのこと・・・・宮沢賢治の愛した老舗もバカが経営するとおしまいです。


・・・・と・・・また話が脱線しそうなので、ホームポジションに戻ります。



【早戸温泉・・・つるの湯】

腹が落ち着いたところで、ここから、国道252号線を新潟方面に向かいました。
国道252号線は、単線の「只見線」と平行したり、交差したりする眺めも素敵なドライブルートです。


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只見線とランデブー

ただドライブしても面白くないので、会津坂下から50キロほど走ったところにある早戸温泉「つるの湯」を訪れてみました。
この温泉は、1200年の伝統があるそうです。(・・・・西暦800年といえば平安時代あたりか・・・・)

つるの湯のHP


その昔、一羽の鶴が傷を癒すためにこの温泉に浸かった・・・・というのが名前の由来だそうですが、その由来のとおりこの温泉は傷によく効くそうです。


効能はともかく・・・・只見川にただようカモを眺めながらの露天風呂は風情があり、個人的にはまた訪れたい温泉でした。




【河井継之助】

つるの湯から8キロほど走ったところにある塩沢村には、「長岡の蒼龍」河井継之助の墓所があります。(・・・・意識してないと素通りしてしまいます。)


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河井継之助墓所


河井継之助」という人は、幕末の長岡藩の革新的リーダーとなった人物です。
永世中立国スイスの如く、「他力に頼らず、冒されず、己の力で生きていく「武装中立国」の実現。」を夢見たものの、大きな時代のうねりには抗えず、戊申戦争に巻き込まれることになります。

そして新政府軍との戦い(北越戦争)に破れ左足に銃撃を受けつつも、会津藩に向かったもものの、破傷風のため、1868年(慶応4年)8月16日午後8時頃、ここ塩沢村にて42年間の波乱の生涯に幕を下ろしましたそうです。


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河井継之助


墓所周辺は、観光地でもなんでもありませんが・・・・・・個人的には、こんなどこにでもありそうな中にこそ、感ずるものがいろいろありました。

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季節外れの桜?


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なんでもない里山の風景ですが・・・いいなあ・・・・


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さぞかし、洗うのは冷たいだろうなあ・・・・

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とうがらしを干す


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ちなみに肝心の「河井継之助記念館」dすが今年は11月23日で閉館でした。・・・泣

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河井継之助記念館



【只見ダムと六十里峠越え】

満々と水をたたえた只見ダムから始まるつづら折れの「六十里峠越え」はスタビライザーの効果を試すには絶好のステージです。


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只見ダム


急コーナーを、ハイエースでこんな運転するなよ・・・・といわれそうな過激な走りでコーナーを攻めてみましたが(笑)、不快なロールもなく、路面もがっちりグリップし、ワンボックスバンとは思えない走りをしてくれました。


ナイス♪



・・・・・ってなわけで、高速、雨、車中泊、車内シアター、峠・・・・と総合チェックにはもってこいのデビューツアーでした。


これだけ、大満足の車を作ってくれたトヨタさん、そして施工業者の皆さんに改めてお礼申し上げます。











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くろべえ完成記念ツアー・・・・米沢(その2) [旅行記]

道の駅「なごみの里」で爆睡し、気持ちよく自然に目が覚めると外は気持ちのいい快晴!

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宿泊地・・・道の駅「なごみの里」


道の駅』は平成5年から整備されたものですが、広々とした駐車場あり、トイレあり・・・・で車中泊派にとっては実に有り難い施設です。


車中泊といえども、いちおうは寝間着になっているので、車内で外出着に着替えなければなりません。


こういう時に、『スーパースモークフィルム』は重宝です。

車内から外を見ると、写真のように外はよく見えます。

スモークガラス車内から.JPG
車内から観た外

しかし、外から覗いても、まったく車内は見えないので、安心して着替えられます。(たとえ真っ裸になったとしても大丈夫)



その他、今回、車中泊をしてみて「これは便利」と感じたことをご紹介します。

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くろべえ完成記念ツアー・・・・米沢(その1) [旅行記]

若干の施工は残すものの、ようやく完成形となった「くろべえ」ことレジアスエース。

「完成記念ツアー」というほど大袈裟なものではありませんが、施工業者間の移動ではなく、本当の意味での初ドライブをしてきました。

コースは2009年の大河ドラマにもなった上杉ゆかりの米沢です。(いっぺんにアップするのは大変なので、分割レポートです。)


11月28日午前2時15分、寝ないで自宅を出発。既に日付は土曜日になっているので高速道路は1,000円です♪

東北自動車道を北上。

高速道路は、クルーズコントローラーのお陰で、かなり疲労度が緩和されました。

福島飯坂ICで降りて国道13号線で米沢へ。上杉神社に午前6:30分に到着、広い駐車場で仮眠をとることにしました。

すでに日が出ており外は明るいのですが、遮光カーテンのお陰で、車内は真っ暗。

オグショー製のベッドは、適度な堅さで快眠できました。

私は身長177センチ、カミサンは169㎝と大柄な大人二人ですが、足を伸ばしても余裕!

自宅で使っている掛け布団を持ちこんだため、「快適!もうこれは車中泊とは言えないね~」とカミサンもご満悦。

実際、睡眠時間こそ長くはありませんが『仮眠』ではなく『熟眠』できました。


4時間ほど爆睡し、目を覚ますとがらがらだった駐車場は一杯。観光バスも連なって「さすが大河ドラマ効果」という賑わいでした。


【上杉神社】

博物館「伝国の杜」ではちょうど大河ドラマに合わせて「天地人博」が開催されていました。
(会期は平成22年1月11日まで)

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愛の前立てのキャラクター「かねたん」


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出演者や脚本家のサイン


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上杉景勝公のキャラクター


この北の地にこれだけの観光客(私らを含めて)が集まり、お金を落としていくのですから、まさにNHK様々ですね。




上杉神社への参道には、米沢藩の窮地を立て直した上杉鷹山公の像が誇らしげに立っていました。

注:上杉鷹山=うえすぎようざん・・・と読みます。


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上杉鷹山公


なせば成る、なさねばならぬ何事も なさぬは人のなさぬなりけり」・・・・鷹山公が読んだ有名な和歌ですが、取りつぶし寸前まで窮地に追い込まれた米沢藩を見事よみがえらせた名君ならではの句です。


かのケネディ大統領が最も尊敬する日本の政治家は「上杉鷹山」と言ったそうですが、自ら質素倹約を実践し、私財をなげうって、民を救った・・・本当に歴史上稀にみる大人物。今の腐りきった官僚や政治家に見習ってほしいものです。


ところで「上杉神社」・・・・上杉家は「人」であり「神様」ではないのに何故、神社となるのか?・・・疑問でした。

北海道にある「鳩山神社」みたいなもんかいな?・・・と誤解していましたが、実はそうではなく明治新政府による「廃仏毀釈」によって「仏様」から「神様」になってしまったようです。

したがって、神様ですから「上杉謙信命」「上杉景勝命」となるわけですね。・・・・おかしな話・・・・



上杉神社内の「稽照殿」では、上杉謙信公や直江兼続公の甲冑(本物)を観ることができます。

有名な「愛」の前立です。写真をアップしたいところですが、残念ながら館内撮影は御法度でした。


鎧を見る限り、身長は現代人に比べると小柄だったようです。





ひととおり見学し、米沢名物「上杉玉こんにゃく」で小腹を充たしたあとは、上杉歴代藩主が眠る「上杉家御廟所」に移動。

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上杉玉こんにゃく


上杉神社ほか「天地人」関連のサイトはこちら


【上杉家御廟所】



上杉神社から御廟所までは車で5分足らず。

ここには、上杉謙信公ほか上杉景勝公、上杉鷹山公など歴代の上杉藩主が埋葬されています。

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歴代藩主の墓所


→上杉家御廟所HP

上杉御廟所を後にして、次に向かったのは「春日山林泉寺


【春日山林泉寺】


越後から会津への国替え、そして米沢への移封に伴い、越後春日山の林泉寺も引っ越ししたということです。

ここには、直江兼続・お船、甘糟景継(大河ドラマではパパイヤ鈴木)、仙洞院(景勝の母、謙信の姉)、菊姫(景勝の正室、武田信玄の娘)、お豊の方(上杉鷹山の側室)・・・・が埋葬されています。

直江兼続公とその妻、お船のお墓は、仲睦まじく並んでいますが、当時としてはこういう夫婦並んで埋葬されるというのは極めて珍しいことだそうです。


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直江兼続公と妻、お船のお墓



【直江石堤】


松川(最上川)の氾濫を押えるために直江兼続公の計画で築かれた堤防が「直江石堤」です。「谷地河原堤防」とも呼ばれています。


ちょっとわかりにくい場所にあり、地元の方に聞いてなんとかたどり着くことができました。(残念ながら日が暮れてしまい、写真は残せませんでした。)


直江石堤付近は、明かりもなく漆黒の世界でしたので、くろべえのHIDライトの明るさをチェックするいい機会にもなりました。


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ロービーム


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ハイビーム


HID-low&fog.JPG
ハイビーム&フォグ


街灯もない暗闇でも、シャープに前方を照らしてくれるHIDは頼もしい限りです。


【米沢牛を堪能】


米沢歴史探訪の一日を満喫したところで夕食は、奮発して米沢牛しゃぶしゃぶ。

食事処は大正時代から続く老舗『米沢牛・山懐料理 吉亭

→ 吉亭のHP

前もって、個室を予約していたので、くつろいで米沢牛を堪能できました。


霜降り米沢牛は、本当に舌先でとろける旨さ。

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しゃぶしゃぶ用の霜降り肉


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米沢牛の刺身


こんな記事を書いていると、まるで私がリッチマンのように誤解されるかもしれませんが、私は決してリッチマンではありません。むしろ「万年金欠男」です(笑)

それでも、こういうちょっとした贅沢ができるのは、「車中泊」により宿代を節約できるからです。


食事は「吉亭」、風呂は米沢市内、山形大学近くにある「白沢の湯」で芯まで温まり、そして泊まりは「くろべえ」

白沢の湯のHP


「宿に泊まらないで車中泊」というと・・・どこかプアーなイメージがありますが、美味いもの食べて、いい湯につかり、快適に眠れる・・・・・こうなるともはや車中泊は立派な宿泊施設といえるでしょう。



【宿泊地】


今日の宿泊地は、国道13号線上会津置賜にある『道の駅 なごみの里


泊まりといっても、まだ寝るには早い?午後10時。車中泊を満喫しようとDVDで「ハリーポッター」を鑑賞。

ゼロビットさんで取付けた5.1CHのサラウンドのお陰で、リアモニターは決して大きくはないけれど・・・迫力は十分。

DVD稼働の電源はサブバッテリーからとっているので、メインのバッテリー上がりの心配もありません♪



会津の山の中の道の駅、気温は「2度」でした。

ここで活躍するのがオグショーさんで取付けた「FFヒーター」です。


FFヒーター.JPG
FFヒーター・・・写真下部が送風ユニット

FFヒータースイッチ.JPG
FFヒータースイッチ


FFヒーターは、メインバッテリーで稼働するヒーターと違い、(サブバッテリーで稼働するが故に)エンジンを止めることができるので、エコにもつながります。


氷点下に近い状況で使ってみましたが、FFヒーターの能力は予想以上のものがあり・・・・むしろフルに送風すると「暑すぎる」くらい・・・途中で送風量を減らしたり、オフにするほど使えるものでした。

遮光カーテンやFFヒーターで暖められた車内のおかげで、零度近い外気温にも拘わらず、裸足にスウットスーツのみで快眠できました。


スキーやスノーボードで車中泊をされる方ならば、(決して安い買い物ではありませんが)、この『FFヒーター』はお勧めします。






















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