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運転免許再取得奮戦記(第8話)・・・・特定講習&路上教習 [過去記事]

【2007年7月14日】


今日は土曜日を利用して一気に特定講習と路上教習の5回目を行う。
9時間近くのロングランだ。
 
朝8時に池袋で送迎車に乗り込み一眠り、目が覚めると総合コースに到着。
台風4号のため、今日は一日雨になりそうだ。

今日は一日中、N指導員が担当だ。


応急救護処置

 27年前にはなかった講習だ。事故で負傷した人は心停止後10分で死亡、3分で死亡率は50%。それに対して救急車はどんなに速く駆けつけても6分はかかる。
つまり、到着までの応急救護の有無が生死にかかわるわけである。
赤十字社の要請で救急車の到着を待たずに、民間でも救護処置ができるようにということでこの講習が義務となったそうだ。
 ここでは『特定講習』と呼んでいるが通常は『取得時講習』と呼ばれ、これを受けないと免許は交付されない。


練習用の人形を相手に、負傷者発見から救急車到着までの応急救護の流れを学び、最後にきちんとできているかどうかをチェックされる。
 人工呼吸や心臓マッサージなど、前からこういう講習をうけようと思っていたので今回はいい機会であった。(マウストゥマウス用のマスクをお土産にもらった)
・・・まあ、これを実践するような現場に出会わないに越したことはないのだが・・・・

講習の最後には、AEDの使い方も学んだ。最近、駅でみかけるようになったが、ある程度使い方がわからないとあってもどうしようもないものだ。
 ただ、実際には服を脱がせたり、人によっては胸毛をそらなければならないので大変そうである。


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危険予測

 昼休みを挟み、午後1時30分から2時10分までは特定講習の「危険予測」

路上を運転していて、いかに早い時点で危険を予測するかということがテーマだ。

教官と運転者、観察者の3人が同乗し、路上を指示走行し、運転者は口頭にて危険と思われるポイントをコメントする。
 さすがに、25年運転しただけあって危険予知はいい線だったと思う。

一方、生意気な初心者のアンチャンはまったくといっていいほど危険予測ができておらず、わずかの間にも事故を数回起こすであろうお粗末な運転であった。・・・まあ、まだ2段階なので仕方がないかもしれないが・・・

・・・・俺も昔はそうだったんだろうなあ・・・



指導員の総括として次の点が確認できるとよりパーフェクトとのこと

1.バックミラーによる後方の確認 2.障害物を避ける際の進路(右寄せ) 3.青信号で直進時のアクセルもどし 4. 優先道路に出るときは、頭を出した状態でいったんとまり認識してもらうこと   


高速道路シミュレーター

  特定講習の最後は、三菱プレシジョン社製のシミュレーターを使った高速教習だ。

かなり現実を誇張したところがあるが、事故車両から出てきたドライバーを危うくはねそうになった。要するに、ハザードを見たら速やかに車線変更をしなさいということだ。
 また、トンネルを出たところで「横風注意」が出ているときは、かなり減速しないとドリフトするように設定されている。
正直なところ、これをもって高速教習に代用するのは無理があると思う。また、これでうまくいかないからダメ評価をされるのもたまったもんじゃない。
 
 いずれにしても実際の走行において早めの危険予測と回避行為をするに超したことはないが・・・

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無事 3つの講習を終え、修了証書をゲット。


最後の路上教習

あいにくの雨だが、最後の路上教習に出る。
池袋の交通量に比べると、田舎道は走りやすい。途中でガソリン(LPガス)を入れたりしながら、まあ無難に走り「路上は大丈夫でしょう」とコメントをいただき最後の路上教習終了。
人生2度目の教習所の記念として、N指導員にお願いして写真を一枚とってもらった。

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総合コースに戻ってきて、縦列駐車と方向転換(車庫入れみたいなもの)を練習。
本試験では、どんなに路上をうまく走っても、縦列でミスれば不合格にされてしまう。侮れないのだ。

雨が降っているので、バックのときに窓を開け顔をだすと容赦なく雨がアタックしてくる。
なんで、よりによってこの練習のときに雨が・・・・

25年も運転してれば、こんなもの簡単にできそうなものだが、『正確に』となると意外と難しいもんである。
 街では、ファミレスとかの駐車場に入るときとか、ちょっとした車と車の間にバックで駐車する・・・なんてシチュエーションは何度もあったが、だいたい感覚でやってきたし、ぶつけたこともない。
 しかも、もしもうまくいかないときは、切り返しを何度やっても誰にも文句はいわれない。(ほとんど切り返しも不要だったが・・・)

 ところが、試験では切り返しは一回はOKだが、2回以上は減点の対象となるらしい。
また、これから駐車するスペースに障害物などがないかの安全確認も必ずしないと減点。
そういう縛りがあると、けっこうやりにくいものがある。

とりあえずは、縦列も方向転換も合格基準にはできているとのことだが、どうも縦列駐車が、しっくりこないものがある。果たして、本試験でうまくいくだろうか?



まあ、不安要素はあるものの、いよいよこれで、最終試験を受けることができる。ゴールは近い!



・・・・・・奮闘記の続き(第9話)はこちら

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